MamaFinder インタビュー企画【ママから“私”へ】第2回:宮田シロクさん〜動き出すのが怖いときは、“撤退ライン”を決めてみる

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このコーナーでは、出産や育児をきっかけに立ち止まりながらも、自分らしい働き方を模索してきた女性たちの体験談をお聞きします。ママになってから、“ひとりの私”としての自分をあらためて問い直し、再構築していく——そんなストーリーをお届けします。

失敗するのが怖くてなかなか動き出せない…
そう思って動けない時間を過ごしている人も多いのではないでしょうか?

第2回のゲストは、仕事運専門占い師の宮田シロクさん。⁠「失敗が怖いなら“失敗してもOKのライン”を決めればいいんですよ」という一言に、踏み出す一歩を軽くするヒントがありました。

話を聞いた人

宮田 シロクさん
仕事運専門の占い師。ホロスコープに表れる“隠れた才能や資質”を読み解きながら、「好き」を仕事にするための設計図を描く鑑定や講座を届けている。

6歳と2歳の男の子のママでもあり、効率化が得意で、最新情報や便利ツールを自分流に使いこなし、子どもとの時間と自分の時間の両方を大切にしている。

Webサイト:https://lit.link/miyatasilok
Instagram:@miyatasilok

自分にしかできない働き方は、「やりたくないこと」から見えてきた

今の仕事を始めたきっかけって、どんなことでしたか?

宮田シロク

会社やめたくて(笑)。「じゃあ何で独立するか?」って考えたときに、自分にできることが占いしかなかったんですよね。

占い師になる前は、工場で正社員として働いていました。プロジェクトリーダーを任されることもあって、頑張ったんですけど…全然評価されなくて。次の年は逆に手を抜いてみたんですよ。そしたら評価が変わらなかったんです。

そのときに思ったんです。「頑張っても頑張らなくても変わらないなら、誰がやっても一緒じゃない?」「こんな働き方、これからも続けるのはもう無理だな…」って。でも当時は婚約中だったので、転職も難しくて。「それなら、自分で仕事を作るしかない」と考えるようになりました。

そうやって独立を意識し始めたときに、「自分ができることってなんだろう?」と考えて浮かんだのが、趣味でずっと学んでいた占いだったんです。

彩:ちなみに、「仕事運専門」に絞ったのはどうしてですか?

シロク:最初はいろんなテーマで占ってたんですけど、恋愛相談はやりたくないな〜って思って…。だから、消去法ですね(笑)。

だいたい相談内容って、恋愛か仕事が多いんです。でも恋愛って、最悪しなくても生きていけるじゃないですか。でも仕事は、そうはいかない。生きていくために必要なことだから。

彩: たしかに…恋愛は「やる・やらない」の選択ができるけど、仕事って生活に直結しますもんね。だからこそ、長く関わっていけるテーマなんだなと感じました。感覚だけじゃなくて、ちゃんと冷静に判断して決めているところも、シロクさんらしさが出ていますね!

「こういう働き方がしたい」じゃなくて、「こういう働き方は嫌だな」という自分の素直な感覚を大切にされたことが、シロクさんの出発点だったんですね。

準備期間はとにかく大量行動!やってるうちに自分の仕事がどんどん好きになった

趣味が仕事になったって、本当にすごいですね。「好き」ってやっぱり原動力なんだなぁって…

宮田シロク

というより、やってるうちにどんどん好きになりましたね

シロク:独立の1年前から、副業で占いを始めていて、当時はWordPressのブロガーコミュニティにも入ってました。とにかく「どうやったら口コミがもらえるか」に全力で取り組んでましたね。

「占わせてください!その代わりにブログで感想を書いてください」ってお願いして、1日に記事を4本も投稿した日もあったくらいです(笑)。

最初は「占い師になりたくて」っていうより「他にできることがなかったから」始めたんですけど、やってるうちにホロスコープが読めるようになってくると、どんどん面白くなってきて。

あと、続けているうちに「どう売るか」「どうしたら欲しくなるか」どうやったら売れるか・欲しいと思ってもらえるかを考えるマーケティングやブランディングの視点もすごく面白くて。「自分ってこういうの好きなんだな」って気づきました。

「好きだから始めた」じゃなくて、「やってたら好きになった」んですね!

とりあえず出して、出しながら整えたらいい

シロクさんって、行動力がすごいですよね…!私はつい、「出すならもっとちゃんと考えてから…」と悩んでしまって、なかなか動けないことが多くて。

宮田シロク

え、でも 一回やらないと分かんなくないですか?

シロク:ブログとか、出したところで何か失うわけじゃないし、リスクって実はあまりないと思うんですよね。だから、「失うものがないのであれば、やる」って感覚です。

あと、出してから整えることもできると思ってて。SNSは拡散されやすいからちょっと難しいかもしれないけど、ブログだったらあとから リライトできる前提で投稿してます。

彩: 完璧にしてから出すんじゃなくて、出しながら整えていくでもいいんですね…!

出産後は、スタイルを一新。行動より考える時間を取るように

出産後、働き方にはどんな変化がありましたか?

宮田シロク

産後はやっぱり、「とりあえずやってみよう!」っていうノリでは動けなくなりましたね。なので、最近は動く前にしっかり考える時間を取るようになりました

シロク:たとえば、「この投稿、どう使い回せるかな?」とか「この行動はどこにつながっていく?」とか。昔は“まずやってみる”スタイルだったけど、今は“計画してから動く”スタイルにシフトしました。
というか、産後はもう変わらざるを得ないですよね。

あと、SNSのリプとか引用とか、交流文化ってちょっと苦手で…。だから、そういう自分が苦手なのことは無理にやらなくてもいいように、最初から設計するようになりました。

“努力”は極力しない!頑張らなくていい“設計”が大事

お話を聞きながら思ったんですが、自分は「たくさん頑張れば成果が出るはず」っていう期待値が高いのかもしれません。
で、そうならなかったらどうしよう…って不安になって、足踏みしてしまうことが多くて。

宮田シロク

それって、「努力が報われてほしい」って思ってるんですよね。

シロク:でもその考え方だと、「こんなに頑張ったのに!」って落ち込むことになるじゃないですか。でも実際、お客さんからしたら“どれだけ努力したか”って関係ないですし。

“努力してる”という意識でやると、報われなかったときに辛くなる。だから私は、基本“楽しいからやってる”って感覚で動いてます。

私:でも、シロクさんって昔からブログ書いたりnoteで発信したり、アウトプットすごくされてる印象があるんです。めちゃくちゃ努力家に見えます…!

シロク: それも“頑張ってやってる”というより、“やりたくて仕方ない”からやってるだけなんですよね。
口コミ集めの時期も、「占わせてもらえるのが楽しい!」って感じだったので、全然苦じゃなかったんです。だから、これは私にとって“努力”じゃない。

私:頑張ってやるのが“努力”ってことなんじゃないんですね〜!

「努力」のイメージがちょっと変わりました…。⁠楽しくできることは“努力”じゃなくて、“やりたくてやってること”。だからこそ、無理なく続けられるんですね。

それでも動けないなら、“撤退ライン”を決めてみて

「失敗したらどうしよう…」という不安から、なかなか一歩が踏み出せない女性も多いと思うんです。そんなとき、どうしたら勇気を出して行動できると思いますか?

宮田シロク

撤退ラインを決めること」ですかね!

シロク:動けない人って、最初に「ここまでならOK」という基準を決めてないことが多いんですよね。
挑戦が怖いのは、失敗が怖いから。だったら、「このくらいまでなら失敗しても大丈夫」とあらかじめラインを引いておけばいい。

たとえば、

  • 「5,000円までなら損してもいい」
  • 「まずは1日だけやってみよう」

そんなふうに“自分が許容できる範囲”を明確にしておくと、挑戦はグッと身近になります。

私:「こうなったらいいな」っていう理想ばかりじゃなくて、「ここまでなら失敗しても大丈夫」って思えたら、たしかに一歩踏み出せそうな気がしました…!

モヤモヤしているときは、まずは“出してみる”。ChatGPTがオススメ

なんでか分からないけど、モヤモヤする…。そんなとき、シロクさんはどうしていますか?

宮田シロク

とにかく、いったん出してみますね。今はもっぱらChatGPTに話しかけてます

シロク:気持ちが整理できないときや、言語化に詰まったときはもちろん、肌質やサプリ選びの相談まで(笑)。なんでも使ってます。最近では、育児相談もしているので夜間断乳に向けた絵本も、ChatGPTと一緒に作りましたよ。

シロクさん流ChatGPT活用のコツ

シロク:意外とみんな、AIに「質問してもらう」っていう使い方をしてないんですよね。いきなり命令するよりも、私は些細なことでも何かあったら「私に質問して」ってChatGPTによく言ってるんですよ。

ChatGPTへのお願い文の例:

  • ⁠私、なんでこんなにモヤモヤしてるのか聞いてみて
  • 私が本当に望んでることって何?って質問して
  • 私が疲れてる本当の理由、探る質問して

質問されると「そういえば…」って、ふっと言葉が出てくることってありますよね。スマホですぐに使えるChatGPTは、時間のないママにもぴったりですね。

動き出すのが怖いときは、視点をくるっと変えてみる

「自分はどうなりたいんだろう?」
「でも…失敗したらどうしよう」

そんなふうに立ち止まってしまうときは、シロクさんのように、ちょっと視点を変えてみるのもひとつの方法かもしれません。

⁠—「どうなりたいか」じゃなくて、「どうなりたくないか」
⁠—「どう成功するか」じゃなくて、「どこまでなら失敗しても大丈夫か」

そうやって、無理なく自分が動ける“設計図”を描いていくことで、少しずつでも、ママから“私”への一歩が踏み出せるのかもしれません。

シロクさん、ありがとうございました!

頑張ってるのに、うまくいかない…そんな人へ

頑張ってるのに、うまくいかない…
——それは、もしかしたら“がんばり方がズレている”のかもしれません。
シロクさんは、そんな人が自分に合った働き方を見つけられるよう、星と現実をつなぐサポートを行っています。

たとえば、こんな気持ちに覚えがある方へ——

  • 「このまま働き続けていいのか、モヤモヤしている」
  • 「自分に合った方向性がわからない」
  • 「頑張ってるのに、成果が出ない気がする…」

そんな方は、一度シロクさんに相談してみてはいかがでしょうか?

鑑定・講座・セミナー情報などは、こちらからどうぞ。

シロクさんにご協力いただいた記事

実は、過去にシロクさんにオススメ育児グッズやホロスコープ知識の監修でご協力いただいた記事がありますので併せてどうぞ!

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この記事を書いた人

彩のアバター 子育てフリーランス

6歳ひとりっ子のママ。保育園に預けながらフリーランスのUIデザイナーとして活動中。長く使えるコスパよしな育児グッズを探すのが得意。

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